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MM体験記第七回  

メタルマックス体験記第七回です。(鉄橋~ビックキャノン陣地)


先制攻撃として放ったオレの主砲はフロッグマンに直撃した。
そしてフロッグマンが装備していた防具…プロテクターがボロリと崩れ落ちるのも見逃さなかった。

「ミッキー、オレがこいつらのプロテクターを破壊する!そうしたらガトリングをぶち込め!」
「オッケー、頼むよはんた君!」

オレが初めて戦車を探しにリオラドの南にあった洞穴へ行ったあの冒険。
レッドウルフがバイオニックポチに主砲をかましてバイオニックポチのプロテクターが
破壊された途端、そいつの防御力がガタ落ちになったのを急に思い出した。
この弾はプロテクターを破壊できるほどの威力がある。これで守備力を削れば
威力が低いワイルドバギーのガトリング砲も通じるはずだ。
主砲は弾の数が限られているのでオレは一体一体を確実に撃っていった。
それを追うようにミッキーもガトリングを盛大に撃ち放っている。

「はんた君!ピラニアスの攻撃が来るよ!」

ミッキーが警告をするもその瞬間ドス・ピラニアスが放った矢がオレの戦車に突き刺さった。
だけど操縦席にまでは届いていない。外から見れば矢がくっついていて不恰好だろうけどな。
フロッグマンは5匹。ドス・ピラニアスの攻撃は確かに強力だけど先にこのザコを倒さないとな!
被害は最小限に、ってやつだ。ミッキーにフロッグマンを先に退治する作戦を伝えて
海に潜って体力を回復する奴にはそれを上回るダメージで奴らを全員海に葬ることに成功。
だけどすぐに最後の大ボス、ドス・ピラニアスに主砲を向ける。

「よし、あとはあいつ1匹だけだな!…そうだ、こいつ使ってみるか」

オレは特殊砲弾、『徹甲弾』を使ってみることにした。
何が違うかって?…わからねぇな!!店員は売ってくれるだけで説明してくれないしさ。
とりあえず撃ってみたけど、威力は主砲と大して変わらなかった。
ただ爆破音が主砲より大人しめだったのでミッキーも不思議に思ったみたいだ。

「さっきの何?いつ買ったのさ」
「今朝出かける前だよ。だけどどういう威力なのかさっぱり…ってミッキー避けろ!」

ドス・ピラニアスは意外とタフだった。オレ達の砲撃にもひるまずボウガンを撃ってきやがる。
流石にさっきのようにぶっすりと刺さるようなヘマはさせないけどな!
そして今更だけど、ミッキーの奴攻撃かわすの上手いな。
バギーだから操縦席に矢が刺さったらあいつにも直撃しそうなんだけど…
ワイルドバギーの性能か、それともあいつの操縦が相当上手いのだろうか。
うわ、後者だけは認めたくない。これでも戦車の搭乗歴はオレの方が上なんだから。

「はんたく~ん、こいつやられてくれないよ~」
「だからっつってここで逃げられるわけないだろ!ほら撃てって!」

主砲が尽きたら正直負けだと思っていたけど、なんとか弾を切らすことなく
長い銃撃戦の末…ドス・ピラニアスがコンクリートの上にぶっ倒れた。

「やった!!」
「倒せたぁぁぁぁぁ!!」


思わずお互いにクルマから降りてハイタッチ。
そしてこいつのボウガンを証拠品としていただいた。
あとオレの戦車に刺さった矢も抜いてセットで証拠にするか。穴は修理しないと。

「3,000Gか…サルモネラ一家の3倍!こいつは凄いな」
「僕からしたらそこまで大きな額とは思わないけど」
金持ちは黙ってろ!さ、ポブレに帰るぜミッキー」

こいつ、たまに嫌な事言うよなぁ…。


すぐにポブレ・オプレへ戻り、賞金3,000Gをもらった。やっぱりオレから見れば大金だ。
戦車の武器は既にこの町で最良の物を揃えている。ゴールドアントを狩りまくったからな。

さて、これからどうするか…。

北はあの凄い砲撃を受けた土地、迂闊に進んだら危ない。とりあえず他のルートを探そう。
ふとドッグシステムが目に入り、あることを思い出した。

「そういえば…なあミッキー、ドッグシステムのこの空白の町はどこだ?」

リオラドとポブレ・オプレの間にある空白。この二つの町の間にまだ町があるということだけど
オレはトレーダーのキャンプ地と山小屋しか見た覚えは無い。
でも戦車で入れない場所だったからドッグシステムが記憶してくれるようには思えないな。

「リオラドとポブレの…ええと、あの町じゃないかな。ついてきなよ、はんた君」

弾や装甲タイルを補充して再び出発できる準備を既に整えていた戦車に乗り込み、
オレはミッキーに従ってポブレ・オプレを北に進んだ。ん?北??
おいおいそこから更に北に行くのだけはよしてくれよ。
だけどオレの不安とは全く関係無く左折…つまりポブレの北西方向に向かった。


「ポブレに来る前に見かけなかった?この村」

ミッキーがワイルドバギーを止めたのは山小屋があった山の向かいにあった
もう一つの大きな山のふもと。あれ、確かにこの辺りは通った気がする。
…そうだ、思い出した。
まだトレーダー殺しに警戒していて戦車から降りなかったんだ。
だからこの村の存在にも気付かなかった。
ドッグシステムを作動させてみれば、空白に「ネギ」の文字。

………ネギ

「ここは“ネギ”の村。小さな村だよ」

ミッキーは既に戦車を降りていた。オレもすぐに降りて後を追う。


ネギはリオラドより小さい村だった。穏やかな環境故物凄い人の良さそうな顔がたくさん。
なんだか外は危ないモンスターが蔓延っているってのに随分和やかだ。
村の人たちに話を聞いていると、オレらがハンターだという事に気付いたみたいで、
あれこれ今後の旅に関わりそうな情報をもらえた。

「ここから南に“ポブレ・オプレ”という大きな町があってね~。
 それで更に東には工場があるらしいのよ、あなた知ってた?」

知ってた、というかついこの間行った。

「北の大砲陣地の事は知ってるか?あっちには大砲があるらしくて
 あの区域に入った者に対して凄い爆撃を仕掛けてくるらしいぜ。
 そんなの浴びたら大変だろうなー」

知ってた、というかついこの間喰らった。

「うわー、はんた君北の大砲地帯は危険だねー。他のルート探そうか」

いや、今それやってた。

近くにいた小さいガキがオレのモスキートを遠めで眺めている。
やっぱり男子たるもの戦車に惹かれるものがあるんだろうな。

「あれ?あの緑のクルマ、前にすごいボロボロになってたのにきれいに直ってる~」

わっ、バカ、このガキっ!大砲喰らった時の戦車を見た事があったのかよ!!
焦るオレの背後から嫌なオーラを感じる…あんなオーラ出せるのは1人だけだ。

「へぇ~、はんた君あの大砲地帯に行って追い返されてたんだ」

ああ、こいつ頭いいからすぐこう結び付けられる…。もういい、開き直ろう。
本気で死ぬかと思ったんだ、現実を見せ付けてやらないとな。

「そうだよ、だから他のルートを探すべきなんだ。1発浴びただけで
 装甲が全てダメになっちまったぐらい強烈だったんだからな」


流石にこの一言はミッキーを脅かしたみたいで、少し表情が強張っていた。
オレだって戦車に乗ってれば無敵だと思ってたよ。
だけどあの一撃で戦車の装甲が瀕死になったんだ。そのショック、実は大きかったんだぜ。
この後村の人たちに別れを告げて、もう一度北以外の進路を探してみることにした。



大砲地帯に入る手前で東に曲がり、うろついてみると小さな建物を見つけたけど
立ち入り禁止の壁紙が貼ってある上に凄い怪しい空気が淀んでいた。
怪しい上になんだか悪寒がする。なんだ…幽霊でもいるのか?

「はんた君、よくわからないけど僕ここにいるだけで寒気がするよ」
「…オレもだ。ここは何の建物なんだろうな?」

入れないし気味の悪いところに用は無い。さっさと来た道を戻り、
他の進路も全て探索したところで出た結論は唯一つ。

『あの大砲地帯を抜けないと新しい土地にたどり着けない』

だけど、どうしたらいいんだろう。あの爆撃を上手いことかわすか?
それとも何かあれを抑える方法でもあるのか?

「どうするのさ、はんた君?大砲が飛んでくるってことは大砲自体がどこかにあるんだよね。
 それを壊さない限りずっと撃たれちゃうよ」

「…すげぇ原始的だけど、方法はあるぜ」

オレはミッキーを戦車用品の店へ促した。そして買ったのは大量のタイルパック
どんなに頑張っても最高値の装甲まで復元することはできないけど、
これで削られた装甲タイルを少しは元通りにすることができる。
ただこれを貼るのは大砲の視覚、つまり射程外じゃないとできないけどな。

「…つまり、大砲地帯を強引に抜ける気なんだね?」
「ああ。そして大砲と戦う前にこれで装甲をできる限り貼り付ける。
 だけどできる限りは爆撃を回避しろよ」

「結構無茶な事言うね~、君ってば」

だけどオレ達に考えられる策はそれしか無かった。
大砲地帯の突破、それは今までの賞金首との戦い以上に厳しいかもしれない。
いや、2匹しか倒してないから比較するには対象相手が少ないけど。

「これはドス・ピラニアスなんかとは比じゃねえな。覚悟しておけよミッキー」

全ての起こり得る事象を覚悟して、オレは戦車を走らせた。
後ろからバギーの走行音も聞こえる。ミッキーもオレの後をついて来たようだ。


そういえば、リオラドに変な爺ちゃんがいたのを覚えてる。
確か、死体を蘇らせるような嘘っぽい実験をしている人だ。
オレがもしくたばったら、爺ちゃんに助けてもらえるのだろうか。
…その前に大砲地帯で死んだら誰もオレの屍なんて拾いに来ないか。


だから、ここで負けるわけにはいかない。
オレはまだまだやりたいことがあるんだからな!




序盤の難敵(らしい)との戦い前で終了ー。
ドス・ピラニアスはタフというか海に潜って回復しすぎです。なんだアイツ。
そんでもってネギに行き忘れたのは実話です。いや見えてたんですけどね!
見えてたけどトレーダー殺しとか一発屋が怖くて降りられなかったんです(汗)
この辺がとっても初心者チックな気がする。我ながらヘタレだ。
そしてその後謎の建物に行ったりするのが更に無知なプレイヤーっぷりを発揮してる気がする。
物事に順番なんて無い。とりあえずMMの世界ではな!(言い訳)


果たしてあの科学者の力を借りることなくはんたとミッキーは
大砲地帯を抜けることができるのか!?

次回を待て!!

category: 特別体験記(MM)

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