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MM体験記第壱拾弐回  

メタルマックス体験記第壱拾弐回です。(ロッコ~無敵病院)


ポートスラムでの探索でロックハッカーを手に入れた(正しくは没収した、だけどな)後
オードリーから北に進むと、突然戦車が大きく揺らぎだした。

「なっ、なんだ!?地震か!」
「結構強いよ!姐さん、バギーに捕まって!!」
「ととと…なかなか収まらないねぇ」

揺れはかなり強く、オレ達は身動きすらできなかった。10秒弱は揺れたな。
なんとか収まったので戦車に異常が無いかを確認して、それから再出発した。
そして瓦礫と砂に埋もれたような町を見つけた。すぐにドッグシステムを見る。


“ロッコ”


ロッコは今まで見た町の中で一番砂っぽい町だった。水不足なのか?ここは。
すぐにテントが見えたので入ってみるとそこは改造屋だった。
戦車に主砲や副砲を装着させる穴を開けてくれるんだとか。
でも穴を開けたら元には戻せない。これは慎重にいかないといけないな。
ちなみに、穴に装着させられる武器は大きく分けて3種類。
主砲、副砲、そして弾数が少ないけど広い攻撃範囲や高い攻撃力を誇る特殊砲だ。
だけど特殊砲は武器を積んでも重量が増えて装甲が薄くなるから主砲と副砲だけで
十分だろうと考えて装備させたことは無かった。
今のところモスキートは主砲と副砲、バギーは副砲と特殊砲に穴が開いてる。
むやみに穴を開けたらシャシーが重くなるし、ここは保留。
バギーに主砲を積ませたいけど主砲の穴開けは結構高かったし…。
え?弾装と守備力も改造できるって?…それはやっておくか。


ハンターオフィスで賞金首の情報を探すと、久々にポスターに見慣れない絵があった。
身体はムキムキ、ブリーフ一丁の頭部がメカみたいになってるおかしな男。
“マッドマッスル”。賞金は5,000G。いい額してるじゃねえか。

「マッドマッスルはここから西にある薄気味の悪い建物にいますよ。
 そこは病院の廃墟だったみたいで、薬臭いし変な車に乗ってるとかいう話も聞きます。
 かなりの変わり者みたいですが…強靱の肉体の持ち主、お気をつけて」

病院をアジトにするなんて変な奴だ。それに変わった車?もしかして戦車だろうか。
だとしたら賞金と一緒にそいつもいただきたいところだな。



オレは2人にマッドマッスルの話をして西の廃れた病院へ向かうことにした。
山のふもとにあるなんだかボロ臭い建物…これがマッドマッスルのアジトの病院か。
…と、入り口に着いてようやく気付く事実が一つ。

「…あ、流石に戦車は入れないか」

今までおたずね者とは戦車で戦ってきたから今回もなんて思ってたけど間違っていた。
こんなところに戦車が入れるはずがない。つまり…白兵戦で戦うしかないのか。
ポートスラムで何度も戦った上にソルジャーのあんじゅもいる。不安要素は無いな。
戦車を降り武器を手にするとミッキーが不満そうにぼやいた。

「あーあ、僕こういう野蛮な事苦手なんだけどなぁ」
「嘘つけ。オレにソバットかましたのはどこのどいつだよ」
「ま、アタイにまかせなって坊や達」

あんじゅが新調したレーザーライフルをにっこりと構えていた。
やっぱりここはソルジャーのあんじゅの出番だよな。

「それじゃ…入ってみるぞ」



キィ、と少し錆び付いた扉を開ければ確かに薬臭い。
オレは健康体だからこういうのとは無縁な分益々鼻につく。
途中看板に『無敵病院』と書いてあるのを見つけた。
おいおいあいつは医者気取りなのかよ?
あんなポスターみたいなブリーフ一丁のおっさんが医者なんかになれるかっての。



病院にモンスターが潜んでいる気配は無く、すんなりと上の階に勧められた。
そしてブリーフ一丁の文字通り頭の狂ったようなおっさんを発見する。
うわ、無駄にマッチョ。オレあそこまで筋肉鍛えたくない。

「なんじゃい!おどれらぁぁ!!」

オレ達に気付くとマッドマッスルはいきなり罵声を浴びせてきた。
すぐに武器を構えるとそいつはオレ達がハンターだということに気付き
狩られると理解したのか上の階へ逃げ出す。

「逃がすかよ!!」

そのまま追いかけるとマッドマッスルは「うががー!」とか「ふしゅるるるる」とか
ワケのわからない事を口走りながらどんどん逃げて行く。
走って追いかける内にいつの間にか上りじゃなくて下り階段を使っていた事に気が付く。
あれ?外に逃げるのか??



1階に下りてきたけど入り口のところではない別の部屋。
そこでマッドマッスルの姿が消えた。思わず立ち止まって辺りを見回す。

「??どこに行ったんだろう」
「奥に道がある、そっちに行ったんじゃないかな」
「…あ、いや、待て」

オレは後ろに怪しげなロッカーがあるのに気が付き、取っ手に手をかけようとした。
…いや、まさかな。ポートスラムでのあの頭への突撃を思い浮かべる。

「タンスの中に入ってるのはタンスゴンだけでいいぜ」
「がはははははは!!」
「うわわっ」

…やっぱり隠れていやがったな!
マッドマッスルはバタンと乱暴にタンスの戸を開け飛び膝蹴りをしながら飛び出してきた。
だけどタンスゴンで既に学習していたオレをなめるな、
警戒してタンスの前でかがんでいたからかわせたんだぜ。
そのままマッドマッスルは奥の通路へとまたもや逃げ出して行った。
あ、待てよ。こいつは変な車を持ってるんだよな?それで、車がどこにあるかと言えば…

「僕達ハメられてたんだ!」

ミッキーがオレの言いたいことを先に叫んだ。
それと同時にグオオオン、と聞こえる発進音の元へ走ればやはりそこは広い車庫だった。
勿論、エンジン音と共に向こうから近づいてくるのは…

「にににに逃げろぉーーっ!!」

マッドマッスルが運転する車だった。
3人それぞれに散って車の体当たりをなんとかかわす。
まずい、ここはタイヤをパンクさせてあいつを車から降ろさないと不利…!
と、思ったら自分から降りてきやがった。なんだよこいつ。
マッドマッスルはオレ達が再びまとまったところを見計らってマッチョポーズ。

「かかってきやがれ、へなちょこハンター!お前らなんざボコボコのバキバキじゃい!」

もしかしたらこいつはソルジャーみたいに自分の身体で戦う方が強いのかも。
今までの戦いみたいに手下はいないな。それなら3対1。
多少はマシ…

「ああっ!!」
「姐さんっ!」

…じゃないぞ!こいつなんて馬鹿力!!
あんじゅのガードなんかお構いなしに拳でぶっ飛ばしやがった…!!
変な薬でドーピングしてるのか!?あの身体、普通じゃないしな。
転ばされたあんじゅの元へ駆け寄る。そして手を貸してやった。

「無事か?」
「こいつのおかげでね」

あんじゅが身に付けていたプロテクターのバリアシールが使い物にならないくらい
ベコベコになってしまった。今までバリアシールがこんなになるなんて見たこと無い…!

「ちくしょー、あんなキモい野郎に!今度はこっちの番だよ!!」

あんじゅが仕返しと言わんばかりにレーザーライフルを連発すると、
いくら筋肉を強くしたからと言っても流石にこの攻撃は効いたみたいだ。
攻撃に耐えながらマッドマッスルは太い腕をグルグルと回しオレ達の方へ向かってきた。

「うがががーっ!」
「うわ…!」

マッドマッスルは次はミッキーを狙ってきやがった!!
あいつもバリアシールは装備しているけど
あんじゅみたいにタフじゃないから大ダメージは免れない!


…くそっ!こんなのオレのガラじゃないけど!!


「はんた!!」

即座にミッキーとマッドマッスルの間に入ってオレがミッキーの代わりに殴られた。
あ、や、やばい、頭はヘルメットしか付けて、ない、んだけ、ど…
視界がぐるりと回って、そして床にバッタリと身体を預けた。
まずい、目がかすんでる。焦点が合わないってこういう感じなのか。

「ふしゅるるるる…」
「あ、うわ、ああぁ…っ」

ミッキーのか細い声が聞こえる。…怯えてるな。あいつでもビビるんだ。
くそっ、身体が動けば反撃してやりたいのに…!
だけど今のオレじゃ指一本も動かせなかった。あれ、かなり重態?オレ。

「そこまでだよ!筋肉野郎!!!!」

あんじゅの澄んだ声が車庫に響いた。そしてレーザーライフル特有の甲高い機械音の後
マッドマッスルの醜い断末魔が聞こえた。よく見えないけど倒せたんだな。

「姐さん、ありがとう…」
「ふふ、強がり言ってるけど怖い時はやっぱり怖いんだねミッキー。
 さて、と。生きてるかい?はんた」

「はんた君…君が僕を助けてくれたんだね。この命、大事にするよ。
 そして賞金も姐さんと2人で山分けするから、天国から見守っていてね」

「勝手に殺すなオイッ!!」

あれ、なんだか突っ込みを入れるために反射的に身体が…。
思わずさっきはちっとも言う事を効いてくれなかった指をグーパーして
確かめてみたけど、全く異常無し。なんだ、軽症かオレ。

「まったく、お前も少しは白兵戦に慣れろよなぁ」
「いいじゃないかはんた。まず勝てたんだしね。そういえば…」

あんじゅが目線を変えたその先。オレとミッキーもそれを追うと見えたのは
マッドマッスルが乗っていた車。改めてみれば変わった車だ。

「あれって救急車だよね。ケガした人を病院に運ぶ」
「そうだな。…あのさ、あれ使えないかな」
「使うってまさか、戦車に?」
「…僕、あいつが使ってたのは嫌だよ」
「あっちにもう1台あるのを見たんだ。
 そっちが手付かずならそれをいただいちまおうぜ」


端に止めてあるもう1台の車の元へ行こうとしてすっと立ち上がったけど、
再び頭がクラクラし始め思わずまた座り込んでしまったオレの顔色をあんじゅが窺う。
オレを心配してくれてるその表情を見て姉ちゃんが懐かしかった。

「頭をぶん殴られたからねぇ…町に戻ったら休んだ方がいいよ。
 そうだ、ケガ人だしはんたをあれに乗せようか」

「いいねぇそれ。初の患者さんがはんた君、実に面白いよ」
「お、お前なぁ…!」

結局立てずしゃがみこんでるオレの元へミッキーが車を動かしてきた。
白い車体のバン。てっぺんには赤いランプがついてる。

「はんた君の命名タイムは町に帰ってから聞こうか」
「命名タイム?何だいそれ」
「はんた君の絶妙なネーミングセンスを味わう時間さ」
「…お、覚えてろよミッキー…!」
「はいはいケガ人は大人しくしてな」

あんじゅに肩を貸してもらい、オレは人生初の救急車に乗せられた。
他の2人は外に置いてきた2台の戦車に乗り込み、バンを牽引させて
ミッキーがモスキートに積んであるドッグシステムを作動させる。
うわぁー、頭がクラクラしてる人間にエレベーターの感覚がする
ドッグシステムはキツくないか…?うぇっ、吐きそう。



この後あんじゅが賞金をもらってきて、ミッキーがバンを修理屋のコンテナに預けて、
オレはベッドの上で爆睡。疲れのせいかすぐに深い眠りに落ちてしまった。
そして…目が覚めたら腕の辺りがかゆかった。ん、赤く腫れてる…

「…ここってもしかして」
「あ、はんた君目が覚めた?」
「ミッキー…お前、ここ…」
「うん、『梅の間』だよ」
「なんで蚊がいる梅の間にケガ人入れるんだよ!」
「あははごめんここしか空いてなくて」
「絶対嘘だろ…!」
「具合はどうだい?坊や」
「ああ、もう大丈夫。色々手続きしてもらってありがとな」

大切にしているヘルメットを被る。良かった、こいつは何とも無かった。
蚊に刺された事を除けばあとは大丈夫だな。くそっ、かゆい…。

「ここから東に進む道があったんだ。はんたが大丈夫ならすぐにでも出発するよ」
「勿論すぐに出発しようぜ!あ、そういえばバンの名前なんだけど…」

“サードロッド”

「…なるほど、魔術師の杖みたいに色々治せる救急車にピッタリってところかな」
「確かに色々絶妙だわ」
「……い、いいじゃねえかよ」

どうせオレが名前をつけたところで皆名前が長いっていう理由でシャシーの名前で
呼ばれる結果になるんだけどな。あれはバンで決定だろう。
と、いうことで先ほどのは忘れておく。寧ろ忘れてくれ。

「バンにはあんじゅが乗ってくれよ。
 いくら白兵戦が得意のソルジャーでも戦車に乗ってた方がいいと思うんだ」

「戦車に、ねぇ…ま、乗るだけ乗ってあとは降りて戦うこともできるしね。
 いいよ、あのバンはアタイが世話してあげる」

「あのバン、調べたら穴が無くてね、とりあえず副砲と特殊砲を開けたよ」
「そっか、サンキュ。で、武器も積んだか?」
「バッチリ。僕を誰だと思ってるんだい?」
「…マッドマッスルを目の前にしてガクブルしていたメガネ坊ちゃん」
「あ、あんじゅ。あのね、昨日モスキートでなんか
女の人の名前が書いてあるタオルがあって
「!!!!!やめろぉーっ!!」

し、しまった…姉ちゃんのタオル…見つかった。







またしても後半がグダグダオリジナル展開。
でもあんじゅのバリアシールが破壊されてその後はんたがぶん殴られて
その後あんじゅの攻撃で倒せたのは実話。ミッキー活躍してません(笑)
物凄い変人でした、マッドマッスル。攻撃力高すぎ。
ミッキーが一番性格定まってないのがよくわかります。揺らぎすぎ。
梅の間のネタは本当にネタだったりします。MMにも蚊はいるもんですね。
結局姉ちゃんのタオルを大事にしているのがバレたはんた。あれ、シスコン?
バンには副砲と特殊砲だけ穴を開けました。主砲はお金が足りなくて(笑)
どの穴を開ければいいのか悩むけどそれが楽しい戦車改造!
だけど後戻りできない事をしでかすのが非常に不安なオイラです。
はんたの“絶妙”なネーミングセンスは“微妙”とストレートに言ったら
泣かれるからというミッキーなりの嫌味の効いた優しさです(笑)


3台目の戦車を手に入れ更に旅を続けるはんた!

次回を待て!!

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