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MM体験記第弐拾回  

メタルマックス体験記第弐拾回です。(ミスターカミカゼ撃破&ポブレ寄付金イベント)


なかなか遭遇できないと言われている賞金首“ミスターカミカゼ”を探しに
イーデンの北にある山脈を越えた亀裂地帯へオレ達は来ていた。

「ここら辺になるかな。とりあえずこの辺をうろついていたら遭遇したっていう
 情報が多いから僕らもそうしてみようか」

「会えない上に会ってもすぐ逃げられるなんて凄い足が速い奴なんだよな…
 オレ達も遭遇したら倒せるかどうかわかんねえじゃねえかよ」

「文句言うのはやってみてからでも遅くは無いよ、はんた。
 それじゃ適当にこの辺のモンスター共を倒そうか」


全員それぞれの戦車に乗り込み、モンスターはところ構わず全て排除しながら
亀裂地帯をうろつき回った。だけどやっぱり噂でしかなかったのか、
日が落ちるまでうろついてもミスターカミカゼの顔を拝むことができなかった。
装甲タイルもちょっと危ないな…、誰も言わないようだからオレが言うしかないな。

「もう暗いし、ひとまず町へ戻らないか?また明日ここへ来て探してみよう」

オレの提案にインカムから異議無しとの返事を得た。ミッキーは残念そうに言ってたけど。
そしてドッグシステムでイーデンへ戻り、今日の活動は終わった。
それにしても…本当にいるんだかなぁ。
明日も会えないようじゃもう無理だと思うからその時は諦めるしかないな。



宿屋に泊まり、オレとミッキーで一つの部屋に、あんじゅだけ別部屋に入る。
ふぅ、と一息ついてうつ伏せで身体をボスン、とベッドに沈ませると
ミッキーがオレの傍に立っている事に気が付いた。
なんだろ、何か話があるにしてはちょっと雰囲気が違うな。
顔を上げてミッキーにどうした、と問えばその表情はいつものすかしてる顔じゃなかった。

「はんた君。その…お願いがあるんだけど」
「ミスターカミカゼのことか?どうしても倒したいっていうのか、お前」
「違うんだ。ちょっとポブレに行きたいんだよ」

ポブレ…ポブレ・オプレか?
ミッキーの故郷の町に今更何の用事があるっていうんだ?
黙って続きを待つとミッキーはオレが話を聞いている事を確認し再び口を開いた。

「はんた君はポブレに来た時学校に入らなかった?ちょっとボロい建物の」
「学校?ああ、そういえばそんな所あったな。マリアさんっていう女の人が寄付金を…って、え?」

実はポブレに初めてやってきた時、その学校を訪れていたんだ。
生徒はそれなりにいたけどなんだか潰れる寸前だとか大変な状態で、寄付を募っていた。
だけどあの時のオレは無一文に等しい初心者ハンターだったから
何も手助けしてやれなかったんだ。


そうか、こいつマリアさんを助けたいんだな…。


ミスターカミカゼの話を持ちかけたのも、そういう想いからだったってわけか。
ミッキーはオレがその事に気付いたと読んだみたいで、
すっとしゃがみこんでベットに横になっているオレと同じ目線に合わせた。

「わかってくれたんなら話は早い。僕はマリアさんにお世話になったことがあるんだ。
だから助けてあげたいんだよ。はんた君、お願い」


こいつとそれなりに長い間付き合ってきたけどこんなに懇願する姿を見たのは初めてで、
よっぽどマリアさんを慕っているんだってことが物凄く伝わってきた。
大抵は戦車の改造代や武器代、そしてごく稀に行く酒場の肴代になってるから
こういうことにお金を使うのは決して無意味じゃない。

「わかった。オレもマリアさんを助けるのを手伝うよ。あんじゅもきっと同行してくれる。
だけど寄付金が必要だからミスターカミカゼを倒したらポブレに行こうぜ。」

「ありがとう、はんた君」

聞きなれないこいつの礼にオレがちょっと含み笑いをするとミッキーはまた
オレが何を考えていたのか見抜いたようで、ちょっとむっとした表情を見せると
いつもの顔に戻ってベッドに潜り込んだ。よし、オレも寝るか。




日が昇り、再び亀裂地帯に3台の戦車。
昨日あんだけ倒した魔物達もどこで増殖してるのか相変わらず蔓延っている。
こいつらを相手にしながら賞金首を捜すのは本当に一苦労だ。
でもミッキーの、ポブレの学校のためだ、どうにかして奴を倒さないとな。

「今日こそ見つかればいいんだけどねー…」

あんじゅのため息は今日こそ見つからなかったら諦めようか、と
続きを語っているように感じる。そういえばあんじゅには説明してなかったな。
でもあの会話の後あんじゅには内緒にして欲しいと言われたので
男の約束として言うことはできない。だけどどうにかしてこの捜索に協力してもらわないと。

「姐さん、その…」

ミッキーがおずおずと声をかけようとしている。
ミスターカミカゼ探しの断念を阻止したいみたいだけど、言葉が上手く出ないようで
珍しくどもっている。オレも少し手伝ってやるか、とインカムのマイクに右手をそっと添えた。

「あんじゅ。オレどうしてもあの馬鹿面に主砲をかましたいんだ。
 もう数日だけでも粘ってくれないか?」

「そ、そうだよ姐さん。僕の情報を信じて!」

ちょっと必死に話しかけるミッキーにあんじゅもわかったよ、と答えてくれた。
だけど本当にいるのか?ミスターカミカゼ…。


亀裂地帯をうろついて数時間…やっぱりあいつと遭遇することはできなかった。
もうインカムを通じての会話も無い。ミッキーの奴、諦めたのか?
その時、オレは久々に“あの感覚”を呼び覚まされた。

「はんた君!レーダーに反応が!!!」

ざわ、と感じる気配。ミッキーの言うとおり反応があった方向を見れば…
青い爆弾ボディに一つ目、6本の足。
こいつが“ミスターカミカゼ”!遂に見つけたんだ!!!
だけど問題はここからだ。
何せこいつは追いつくことができないほどの素早さで逃げちまうんだからな。
短期決着がカギとなりそうだぜ!

「ミッキー、催眠弾を頼む!あんじゅは徹甲弾!オレは主砲でダメージを与える!」
「オッケー!任せておいて!!」

先制攻撃と言わんばかりにオレ達はそれぞれの弾を放ったけど、催眠弾の効果は無く、
足止めをすることはできなかった。まずい…いつ逃げられるのかわからないのに!
逃げられたらもう会えないかもしれないし…、と手の平が汗ばんできた。
ミスターカミカゼは逃げ出すのかと思ったら一つ目をオレ達にぎょろっと向け
ケタケタと笑っている。からかっているみたいだな。くそ、腹立つ!!

「160アモルフでも喰らいやがれ!!」

オレの怒りの主砲に続きミッキーとあんじゅも各自積んでいる最強の攻撃を仕掛ける。
だけどどんな攻撃を浴びてもミスターカミカゼはニヤニヤ笑っているだけだった。
ダメージを与えられているのかもわからない。でも逃げようとはしないから今しか無い!
引き続き攻撃を連打するとミスターカミカゼの身体にヒビが入り、
そして大きな爆発音と共に一瞬で消し飛んだ。
うわ、破裂したんだな…ダメージが溜まり過ぎたんだろう。

「やったぁ!!」
「なんだか笑ってばっかりでワケのわからない奴だったねぇ」

戦車を降りミスターカミカゼの身体の一部と見られる破片を拾う。
こんなので証拠として見てもらえるかはわからないけどな。
そしてあんじゅにあの事を告げる。

「あんじゅ、実は行きたい町があるんだけど」

ミッキーがはっとオレの顔を見る。こ、これぐらいならいいよな、ミッキー?
慌ててミッキーはオレとあんじゅの間に入り、続きを話した。
自分の気持ちは自分から打ち明けたかったわけだな。
あんじゅもミッキーの気持ちを理解してくれたみたいで、
学校に寄付することを承諾してくれた。



ポブレに転送し、ミッキーは足早にオレ達を学校へと促す。
キョロキョロするあんじゅを見てそういえばここに来るのは初めてだったな、と気付く。
なんだか初めてここに来た頃のオレみたいだ。
手を振るミッキーにオレはあちこち見回すあんじゅを連れて後を追うと、
以前見た時と何ら変わらない(潰れてないって意味でな)姿だった。
職員室に入りミッキーがマリアさんの名を呼ぶと、綺麗な赤髪の長髪の女性が現れた。
この人がマリアさんなんだな。うん、この人も美人だ。
オレとあんじゅは室内には入らず、廊下からミッキーを見守ることにする。

「ミッキー!久しぶりですね。
 どうしたのですか!?その姿は…??」
「こんにちはマリアさん。お元気ですか?」

マリアさんはボロボロのツナギを着たミッキーを見てとても驚いていた。
そりゃこいつはこの街イチの、いや他の街にすら無い大金持ちの家のお坊ちゃまだ。
こんな恰好をするなんて思ってもいなかったんだろう。
そんでもって廊下にいるオレ達にも気付いたみたいだし、一体どういう友達
作ったんだろうと思われても仕方が無いよなぁ。

「実は、僕この2人と共にモンスターハンターとして旅をしているんです。
 それで…これ。受け取って下さい」


ミッキーはミスターカミカゼを倒して得た賞金が入った袋を机の上にドスン、と置いた。
その音からかなりのお金が入っていると気付いたマリアさんは目を丸くしてミッキーを見る。

「そんな…こんな大金受け取れませんよミッキー。
 確かに寄付を募っていましたがこれほどの額を受け取るわけにはいきません…」
「でも!…それじゃあ、受け取って下さる分だけでも、お願いします」

申し訳無さそうな顔のマリアさんと悲しそうな顔のミッキー。
オレとあんじゅは顔を見合わせ、このやりとりがどういう方向になるのだろうか、と
再び視線を2人に戻した。2人ともだんまりした状態で何も言えないでいる。
少しの時間が経ち、マリアさんが先に口を開く。受け取ってくれるんだよな…?

「わかりました。ではこれくらい頂きます。このお金で学校を復興させますね。
 ありがとう、ミッキー。そしてそちらにいらっしゃるお友達の方も」

マリアさんは袋の中から数千Gだけ取ると丁寧に頭を下げた。
謙虚で優しい人なんだな、マリアさんって。
もしかしたらミッキーの奴、マリアさんの事…??
にっこりと笑うミッキーはとても嬉しそうで、寧ろ気味が悪いぐらいだったけど
本来のあいつの明るさってのがああいうのなんだろうな。…オレに向ける笑みは
どうも腹黒っぽさばかりでどうもなぁ。意外な一面を見た気がする。



町を出てミッキーは改めてオレとあんじゅに礼を言ってきた。
オレがどんな顔をするのかってことも覚悟の上で、ちょっと顔を赤らめながら
普段口にしない言葉を告げる。

「ありがとう。お陰でずっと溜め込んでいたのが無くなったよ」
「でもお前さ、家から金出すとかそんな事できたんじゃねえのか?」
「確かに僕が頼めばできたかもしれない。
 でも、あくまで僕は自分の力で助けたかったんだ。
 結局…2人にも協力してもらったけどね」

「いいってことさ!アタイもミッキーの役に立てて嬉しいよ。
 ね?はんた」

「ああ、そうだな。今までオレの頼みに付き合ってくれたし、その礼ってことで」



そんな会話をしながら、ひとまずイーデンに戻ることにした。
そしてBSコントローラーで地図を見ながら町の情報を集め、次の目的地を話し合う。
ミッキーがある地点に指を置き、そこから下…南へとスライドさせる。

「そういえば南の方へ赤い戦車が行ったっていう話あったよね?
 あれは間違いなくレッドウルフだと思うんだけど」

「あいつね…今度こそぶっ飛ばしてやるんだから!」

あんじゅは未だにオードリーの酒場での事が忘れられないみたいで、拳を手のひらに
バチン、とぶつけた。うわぁ、やる気満々だな。
オレもウルフの後を追いたいと思った。
誰かを探しているという孤高のハンターの後を。

「この亀裂地帯を亀裂に沿って進めばこの滝のあるところに行けるね。
 前ワルゲリョがゴメスのアジトが滝の近くにあるって言っていたから
 もしかしたらこの辺りにゴメスがいるのかも」

「それは好都合だな。目的の方面に賞金首もいるなんて」
「決まりだね、早速準備しようよ!」

イーデンを離れ、オレ達は亀裂地帯を抜け山道を進む。











でも、この後悲劇が起きるなんて誰も気付かなかったんだ。









前回に引き続きちょっと番外編で失礼しました。これで本編に戻れます。
この文章だとミスターカミカゼに会うのに物凄い苦戦したように見えますがここまでは
苦戦してません(汗)接触後もいつ逃げられるのかヒヤヒヤしてましたがずっと挑発してるだけで
逃げる気配が全く無かったので助かりました。逃げられていたら泣きそうです。
ポブレの寄付金は正直忘れてました(酷)最初に訪れたときそんな余裕ありませんでしたし。
この後町にちょっとした異変があるのですがそこは敢えて無しで。ミッキーが報われなくなります。
というより勝手にミッキーにそういう設定を施しました。だって同じ町ですし…!
終わり方がまたしても中途半端ですけど、この後のイベントが物凄い衝撃的でして…。
自分のこの低い語彙力でどこまでお伝えできるかわかりませんがMM必須の名イベントをご覧ください。


はんたを待ち受ける過酷な運命とは!?

次回を待て!!

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