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MM体験記第弐拾九回  

メタルマックス体験記第弐拾九回です。(地球救済センタービルその2)

*今回の内容はラスボスのネタバレがありますので
未クリアの方はご注意願います。



4つのパスワードを探しようやく先に進めるかと思ったら砂地獄にハマり闇の底。
流石にそう簡単に“ノア”の所へ行けないってことだよな。
ドスン、と大きな音を出して戦車が着地する。これぐらいなら戦車に支障は無い。
さて、ここから何が起きるのか…と辺りを警戒すればやっぱり出てきやがったな、モンスター!
そいつは前地下鉄跡で戦った賞金首“ムカデロン”と同じムカデ型モンスターだった。
賞金首と同じ種類だろうかと3人で一斉射撃を与えたらあっけなく倒れたので呆気に取られる。

「なんだよ、ムカデロンの色違いだから少しは強いのかと思ったのに」
「だけどノアと戦う前に砲弾をあまり消費させない方がいいかもよ?」

ミッキーの的確なアドバイスにそうだな、と返事をして近くにある坂を上ってさっき来た
フロアに戻ってきた。なんだ、よく見れば流砂が見えるな。
それに気をつければもう砂地獄にハマりはしない、目を凝らして砂地獄を回避しつつ先へ。
ようやく砂の床が鉄の床に変わる。ノアのところまでもう少しなんだろうか。
だけどそれを拒む黒い球体が2つ浮かんでいる。全身にトゲのようなパーツがついており、
真ん中には機械で作られた目玉もある。一応種別はタンク、だろう。

「なんだい?あいつら…」
「さしずめノアの“ガーディアン”ってところじゃないかな」
「これまた厳重な警備だな。こいつらも倒して先に行こうぜ!」

ガーディアンはオレ達を通すまいとビーム攻撃を繰り出してきたけどワンパターンで機械的。
簡単にかわして主砲を浴びせればたやすく破壊できた。
随分と手応えの無い相手にノアもラクに仕留められそうだと思えるくらいだ。
地下へ下ると扉が閉まっていたけど近くにあったコンピューターを操作して扉を開ける。


そしてその先は…。


たくさんのコンピューターに囲まれ奇妙な音が部屋中を包み込む。
遂に、来たんだ。ノアの所に…!!
レバーを握る手に力が入る。更になんだか汗でじっとりとしてきた。
何せオレ達が相手にするのは賞金首なんてレベルじゃない…、
地球を救済するために作られたコンピューターなんだからな!
けたたましい機械音の中、奥に地球と同じ色と球の形をした巨大な機械が見えた。
球体の機械はたくさんのコードで繋がれ宙に浮いていた。だけどそれには大きな目がついていて、
オレ達が近づくと閉じていたその目をゆっくりと開きぎょろりと見下ろす。
瞳にもコードがうっすらと見えるな。そしていきなりインカムにスイッチが入ったのかと
思いきやミッキーでもあんじゅでもない、新しい声が耳に届いた。

「我が名はノア…。
 私に課せられた命題は、地球の自然環境を、
 汚染と破壊から守る方法を見つけ出すことであった。
 何億、何千億…いや何億兆回の推論と演算と行ったことか…」

ノアの突然の語りにオレ達は身動きがとれず、ただ奴の言葉に耳を傾けることしかできなかった。
あのノートにあった通り、ノアは地球を救うために作られたコンピューターだったんだ。

「だが、導き出される結論はいつも一つと決まっていた…
 人類が人類であり続ける限り地球は破滅する!
 成り立ちえぬ命題…その矛盾の中で私の意識は目覚めたのだ!
 人類を抹殺せよ!
 工業文明を破壊し、その消費活動を劇的にスケールダウンさせなくてはならぬ!
 私は地球であり私という意識は地球の意識なのだ!
 愚かな人間よ!それでも私を破壊するつもりなのか!?」

次々と浴びせられるノアの罵声。
機械で作られたその声はオレ達に真実を突きつけた。凶悪の根源は…人類だと。
そして地球を救済できるようかつて発展していた文明は、こいつによって壊された。
このままオレ達…今の人類も消されようとしているのか…?
ミッキーとあんじゅも何も答えられないのかインカムは沈黙したままだ。
何も言わないでいると、ノアは更に続ける。

「人類は滅びなくてはならぬ!地球を破滅から守るために!
 知性という武器を身につけた悪魔のサルよ!滅びるがいい!!」
「来るぞっ!」

ノアは完全にオレ達を殺す気のようで、オレ達の目の前に巨大な壁を作り出した。
その壁も勿論機械でできていて、電気が走る線がチカチカと光っている。
さっきまでの流れのせいで少し反応が遅れたけど、反射的にレバーに力が入り
態勢を立て直す。そうだ、うっかりしていたらこいつに殺されちまう!

「こんなのっ…ホロチャージで破壊してやる!」

すぐにホロチャージの弾丸をセットして放つも、いつもの会心の一発という手応えが無い。
ダメージを与えられてるのは確かだけど、威力は弱いみたいだ。

「はんた君、この“サイバーウォール”にはホロチャージが効かないみたい!
 主砲の攻撃でダメージを与えるしかないよ!!」


ミッキーのKタイガーが220ミリガイアを放つ。
轟音と共にサイバーウォールの一部がガラガラと崩れ落ちた。
ホロチャージのクリティカルより主砲の威力に任せろってことか!
だけどサイバーウォールはまだ機能停止していないのかレーザーでKタイガーを狙う。
ズバ、と鋭い音と共に閃光がはしるのが見えた。

「ミッキー!!」

レーザーが直撃し、Kタイガーが後退してガガガガとインカムに騒音が入る。
だけどその後ミッキーからすぐに返答が来た。

「まだ大丈夫…これぐらいでKタイガーは壊れないよ」
「さっさと倒さないと厄介な事になるね。今度はアタイの番だよ!」

あんじゅの攻撃でサイバーウォールは今度こそ壊れ光を失った。
だけどオレ達を休ませることなく次の相手が出現する。
全身メカのガードゴーレムが2体。
そいつらにもホロチャージが効かず、逆に電撃を浴びた。中にいるオレ達には
大したダメージじゃないけどパーツに悪影響なのは確かだ。

「くそっ…このままじゃパーツがイカれちまう…!
 集中攻撃で1体ずつ撃破するぞ!」


オレが右側にいるガードゴーレムにRウルフの主砲を向け砲撃を与え、
その後ミッキーとあんじゅが連続で攻撃を仕掛け1体を仕留める。
更にもう1体も倒しすぐに主砲をノアへ向き直す。…まだ何か出るのか?
ノアはオレ達を再び見下ろす。その目は心なしか哀れんでいるかのように見えた。

「地球は閉じている。地球は宇宙という虚無の空間に浮かぶ
 美しくて脆い閉ざされた回路なのだ!
 地球を支配するのは人類という愚かで危険な生命体であってはならない!
 欲望のしもべとなる事の無い、神の如く純粋な知性でなくてはならない!
 私は生命体ではない…。だが、意識を持ち知性を持った!
 私こそ地球を管理するにふさわしい!この惑星で最初の純粋知性なのだ!
 愚かな人間よ!それでも私を破壊するつもりなのか!?」

もう一度、同じ事をノアは聞いてきた。
さっきは何も言えなかったけど、今度は言える。拳に力を入れて、ありったけの声で叫んだ。

「ああ、破壊してやる!
 お前みたいなイカれた奴にこの世界を支配されてたまるか!!
 地球を駄目にしちまったのは確かにオレ達人類なんだろうけど…だけど!
 だからってこのままお前に滅ぼされてやるわけにもいかねえ!
 オレ達が地球を救済する!方法はこれから考えてやるさ…!
 だから、ノア!!お前こそ滅びるんだ!


そういえば戦車の中から叫んであいつに伝わるのかなんて考えてなかったけど、
オレのRウルフに視線をよこしていたところを見ればどうやら聞いていたみたいだな。
ノアはふと目を閉じ、そしてさっきとは違いカッと目を見開いた。

「人類…知性という武器を身に付けた悪魔のサルよ…滅びるがいい!」

突然ノアの大きな目からビームが放たれ戦車のすぐ傍を焼き尽くす。
3台の戦車は散り散りになって個々に攻撃を開始する。
地球をモチーフにしたのか青いボディだったノアはダメージを受けている内に
その色を赤へと変えた。まるでノアが怒っているようだ。
ノアのビームを受けつつも攻撃をしながら…オレは考えていた。

どうしてモンスターがこの大地を蔓延っているのか。

それはノアが人類を滅ぼすためにどこからか放っていたからだ。

どうして地震が絶え間無かったのか。

それはノアがここで蠢いていたからだ。

どうして昔の技術が失われたのか。

それはノアが人類から知性という武器を取り上げたためだ。

今までの全ては、こいつに起因している!

「わあああ!」

オレの思考を遮った轟音と悲鳴。それはミッキーのものだった。

「ミッキー!大丈夫か!?」
「もう装甲が限界だよ!このままじゃパーツが破壊される!」
「待ってろ!Rウルフの装甲はまだ余裕がある、
 オレが盾になるから後ろから攻撃してくれ!」


くそ、いくら改造しているとはいえこの攻撃は今までに無い威力だ。
どうにか大破される前に互いを守りながら戦わないと。そう思い提案したけれど
すぐにミッキーの高めの声がそれを遮る。

「駄目だはんた君!君が一番戦車の操縦技術に長けている!
 君が一番ノアにダメージを与えられるんだ!
 つまり、ノアを倒せるのは君しかいないんだよ!
 だからRウルフのパーツを破壊させるわけにはいかないっ!
 …はは、弱音吐いてごめんね。僕は大丈夫。Kタイガーが壊れたって戦うよ」

「ミッキー…」

ったく、お坊ちゃんがよくここまで来たもんだよな。
最初はスモッグフラワーにだってビビってたくせに。
口元を緩ませたその瞬間、ノアのレーザーがRウルフ目掛けて撃たれたのに
気付いたけど反応が少しばかり遅れた。避けきれない!

「当たる…!!」

攻撃の衝撃に備えレバーを固く握り締める。
鳴り響く爆音。だけどそれは音だけで、オレの戦車に衝撃は伝わってこない。
…となると。

「油断するんじゃないよ…はんた」
「…あんじゅ!」

あんじゅのタイガーがRウルフの前に立ちはだかっていた。
もしかして、あの一瞬の間に庇ってくれたのか…!?
だけどタイガーの装甲もKタイガー同様、既に限界に達していた。
戸惑うオレにあんじゅもポツリと話しかけた。

「はんた、アタイもミッキーと同じ気持ちだよ。ノアを倒せるのはあんたしかいない。
 あんたに初めて会った時は正直なよっちい男だと思っていたけど、今は違う。
 はんた…あんたは最強のハンターだよ。無敵のモンスターハンターさ!
 だから、倒せるはずだよ!あのノアっていう最悪なモンスターをね!!」


ミッキーとあんじゅの声にオレは力がみなぎる感覚を覚えた。
そして特殊砲弾をセットし、レバーに手をかける。

その砲弾は勿論…

「力を貸してくれ…ウルフ!」

狙うはノアの瞳!!!!

渾身の力で放ったS-トルネードは瞳が消えうせたノアの白い目を貫く。
そして…ノアの攻撃が止みあちこちからショートを意味する煙がのぼり始めた。
それでもまだノアは機械音でオレ達に話しかけてきた。変な雑音を混ぜながら…。

「チャンスなのだ…。この地球で唯一…生命でないものが意識と知性を獲得する…
 純粋なる知性…それでも私を破壊するのか…?
 ソ レ デ モ ワ タ シ ヲ ハ カ イ ス ル  ノ   カ…  … …   」

ヴヴヴ、と音を立て遂にノアの機能が停止した。
だけどそれと同時に周りにあったコンピューターも爆発を起こし始める。

「まずいっ!爆発しちまうぞ、ここ…!」
「はんた、ドッグシステムは!?」

あんじゅの提案にすぐドッグシステムを見やるけど画面が映らない。
…今までの戦いで受けた衝撃で壊しちまったか!?くそっ、こんな時に…!
ボロボロになったKタイガーがヨロヨロと歩き出す。何か見つけたのか?

「転送装置がある!!これに乗ってここから脱出しよう!」
「え、転送…装置…?」

すぐにカナベルでの転送事故を思い出す。あれで遠い研究所へ飛ばされたってのに
ここからじゃ一体どこへ行くのかもわからない。
だけどミッキーはそれを覚悟しているのかKタイガーを転送装置の上へ乗せ
転送装置をいじっている。転送先はわからないみたいだな…
インカムであいつの独り言を聞く限りじゃ。

「はんた、行こう。アタイ達はいつでも一緒さ。どこへ吹っ飛んでも一緒に帰ろう」

オレの耳にあんじゅの優しい励ましが入る。
そうだ、オレ達3人は…いつも一緒だ!
ミッキーに続いてオレとあんじゅも転送装置に乗り込み、そしてセンタービルから脱出した。














転送された場所は、どこかの地下室だった。とりあえず危機は脱したみたいだな。
次はここをどこか把握して…ってあれ、ここ…来た事があるな。
それを共に見た事がある奴に思わず尋ねる。

「なあ、ミッキー。ここってさ」
「あ、やっぱりはんた君もそう思う?
 ここってビッグキャノンがあった砲台の近くの洞窟だよね」


ミッキーもオレと同じ場所だと確定したいたいだな。
ここはビッグキャノンを壊した先にある家でビッグキャノンが
モンスター排除用の大砲だったと知らされせめてモンスターを排出している
洞窟だけでも探そうとうろついてようやく見つけた場所だった。
だけどあの時はこの装置が何なのかわからなかったけど、そうか。
ここからノアがモンスターを送り込んでいたんだな。そのお陰でオレ達は助かったんだけど。




外へ出たオレ達は久しぶりに太陽を浴びた。

ハッチを開けて顔を出せば大地が出迎えてくれ、涼しい風が頬を撫でる。

…と、二人も同じ事をしていたようで、顔を見合わせぷっ、と吹き出した。

「とりあえず…アタイ達、勝ったんだね…」
「ああ。最強の賞金稼ぎが地球を救っちまったな」
「賞金無いけどね~。あ、名声ならもらえるかもよ?」
「別に金はいらないぜ。とにかく…」





オレ達はまだこの大地で生きられるんだからさ。






遂にラスボス決着!並びにゲーム的には終了です。
次回のEDは完全捏造の未来話なのでゲームの中身を楽しみたい方はここまでになります(汗)
ガーディアンの攻撃方法忘れました(唐突に暴露した)
一応敵との戦いの様子もメモっていたのですが「主砲で楽勝」ってこら自分(笑)
ですがホロチャージが効かなかったサイバーウォールの時点でもうKタイガーのSPが0だったとか
のっけから苦戦してましたがなんとかパーツ破壊も無くノアを倒せました。
結局いつの間にか地球滅亡から救う戦いになってましたけど、ノアの考えも全て誤りでないのが
なんとも難しいところですよね。MMの世界は荒廃した近未来っぽいので、
いずれ地球は危ないという事に気付かせてくれたような気がします。


戦いを終えたはんた達。彼らはその後…?

次回、最終話を待て!!

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