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小噺四『哀綴』  

40話を見て名無しのフットソルジャーの日々を勝手に捏造。
肝心の本人は未登場ですが彼の生き様?を亀達が見つめます。
(第1シーズン辺りの話も含まれています)


それは本当に偶然であった。
いつも通りガラクタ、もとい材料集めにゴミ捨て場、ではなく
宝の山へ行ったドナテロが部品を探している時に目に入った手帳。
ちょっと汚れているけれど、まだ捨てて少ししか経過していないような状態。
勿論、この中には持ち主のプライベートなものが書かれているに違いない。
しかし好奇心が勝ったドナテロはこっそり見てしまった。
もし持ち主が一般人であればすぐに捨てるはずだったのに、
驚くべき内容にドナテロは目を丸くさせ、そして持ち帰ったのである。


そして、兄弟と共に再度全文を覗いてやろうとしている。


「なあ、本当にフット団のものなのか?」
「そうに違いない。だってエリートフットソルジャーやハン、
 そしてシュレッダーのことまで書かれてる。
 これを見れば奴らの秘密を暴くことができるかも…!」

「そんな大事なの捨てるバカがどこにいるんだよ?」
「ん~、面白そう!早く開いてみてよ~」

ミケランジェロに催促されはいはい、とドナテロは適当に
返事をしながら手帳を開いた。




○月×日 フット団に入団。はぁ~、めんどくせ。
どうして家系のしきたりとか何だとかで長男のオレがフット団なんかに…
あのコスチュームダサいんだよなー、フィット感バリバリで。
入団したらすぐに体力測定。これで相性のいい武器を持たされるわけで、
オレは一般的能力だったらしく刀だった。ま、いいか。
明日から頑張ろう。新入りは夜番も朝番もあって大変らしいからな。


○月△日 ボスであるシュレッダー様と初対面。
す、すげえ迫力…!あのツメで攻撃されたら痛そうだなー。
だけど素顔でのあの眉毛の動きはヤバい。噴く。でも噴いたら殺される。
ハンさん辺りにストックマン博士みたいに握りつぶされそうだ。
今日の特訓も厳しかった。だけど昇進目指さないと。


□月○日 4人組の亀と初めて戦う。なんだアレ!化け物じゃねえか!!
しかもメチャメチャ強いし…二足歩行して喋る亀なんてアリかよ。
結局オレのチームはボロ負けしちまったから給料が減額された。
はぁー、欝だ。わけのわからない奴にボコられて給料減らされて、欝だ。


☆月×日 そんな!!シュレッダー様が負けるなんて!!!!
倒したのはこないだの亀達の仲間らしいネズミ。一体この世界はどうなってんだ。
ネズミはタンクの足場を破壊させて大洪水を人工的に引き起こした。
オレ死ぬかと思った。手すりに腹打ってすっげー痛かったなあ。
だけど、その目線の先でシュレッダー様がタンクに潰された。
そのショックでそこから先を覚えていない。


☆月□日 シュレッダー様は生きていた!しかし凄いな、どうやって?
オレはどうやらエリートフットソルジャーの先輩に助けられたらしい。
だけど自分もシュレッダー様も助かってほっとしていたのもつかの間、
亀達の1匹が単独行動をしているらしいから全員でフルボッコするらしい。
ぐは、腹がまだ痛いのに…だけど特別手当が出るらしいから行かなくちゃ。
結局オレはやっぱりその亀にはたかれたわけだが先輩方のおかげで
そいつを倒すことができた。んで、他の奴らがいると思われる家に
返品してやった。へへ、ざまあみろ!オレを何度もボコった報いだ!
…まあ、やったのはオレじゃなくて先輩だけど。
けど、この後も長かった。そのまま他の亀も殺せとの命令で、
同期の奴らと一緒に戦ったけどこいつらマジ強ぇ!
それに比べエリートの先輩の強さは伊達じゃない。
亀達をなんなく押していっていた。
そこに覆面の人間がやって来てバイクで先輩をはねた。ちょ、てめえ!
さすが打たれ強い先輩方、痛がってるけど大怪我じゃないのがすごい。
シュレッダー様が直々にやってきて倉庫に閉じこもった奴らを爆弾で
建物ごと木っ端微塵!これで奴らもおしまいだろうな!!
そして特別手当が付くだろうから来月の給料が楽しみだ。家に仕送りしよう。
そういえばエリート先輩が自分の帽子を気にしていたんで聞いてみたら
亀に「いい帽子だね」って言われたらしい。敵なのに何言ってるんだ。
だけど正直オレから見たら…、あ、あいつらイヤミのつもりで言ったんだな。
でも先輩の顔、すっごい嬉しそうだから内緒にしておこう。


×月△日 えっ、特別手当安っ!あんなに重労働なのにこれは酷い…
やべえな、この間おかんに仕送りするって言っちまったから仕送りだけは
しないといけないじゃないか。くそー、今月合コンする金無いなー。


×月?日 まさかアジトに死んだはずの亀達がやって来るなんて!
しかもあいつらイスに乗りながら攻撃とかバカにしやがって!
そんな攻撃を避けられなかったオレもオレだけど!!
簡単に伸されて倒れているところにまた連絡が入った。
次の命令が来るまで屋上の隠し部屋に待機~?
あれか、屋上の床が開いてウィーンって出てくるあれか。
こんなにボコボコにされてるのにそこまで歩いて行って待機かよ。
はー、ここに入って本当に良かったんだろうか。
命令が入るまで結構時間があった上に結局またボコられて
しかもシュレッダー様が一騎打ちで亀に負けた!!
首が飛んだから正直死んだと思った。倒産とかそういうのが
一瞬浮かんだけどハンさんは冷静だった。どうしてだ??
シュレッダー様は無事だから今は警察が来る前に逃げろと言われ、
仕方無く仲間と一緒にアジトを去ったけど首飛んで無事な人間はいないって。


%月○日 アジトが無くなったから職場を失ったのと同じことだ。
収入も無いし、シュレッダー様の姿を見ることは無い。
噂ではシュレッダー様は宇宙人でTCRIビルの爆発に巻き込まれたとか
言ってるけどあくまで噂だし、本当かはわからないしな。
生活が苦しいけどエリートの先輩はきっとまた元通りになるって励ましてくれた。
なんていい人なんだ…!ちょっと泣けてきた。


%月×日 お互いに頑張ろうと言い合ってきたけど、食うものも無いし
寝るところも無い。フットソルジャー、マジでヤバい。
結局入団して数ヶ月経ったのにオレはちっとも成長できず、
みんなに迷惑をかけてばっかりだ。はあ、どうしたらいいんだ…


△月#日 もうダメだ。オレはこの組織から足を洗う。金も無いし体力も無い。
そしてこの手帳も適当に捨ててこよう。両親には悪いけど。
どこか遠くへ逃げてイチからスタートだ。
あんな労働環境の悪いところはもう懲り懲り。もっといい職を見つけよう。
さらば、フットソルジャーのオレ。





「…下っ端も苦労してるんだね~」
「大した情報は無しか。せめて今どこにたむろしてるのかだけでも
 知りたかったけどただの内部事情じゃあ収穫にはならないね」

「ま、読む分には面白かったけどな。…ん?レオナルド、どうした??」
「こいつら…すごい可哀想じゃないか…そう思ったら、その…」(ぐすっ)
「泣くなレオナルド!同情したら負けだ!!」

こうして手帳は何事も無かったかのように元の場所へ戻されたそうな。


(了)



かれこれ4回目のお詫び。
フット団の労働環境は最悪だろうと思いました(笑)
こんなに律儀に日記を付けるフットソルジャーはいないと思います。
一応シナリオをシュレッダーとの戦いやエイプリルの店での戦いなどの
話をフットソルジャーの一般兵から見てみましたが意味わからん!
そして同情して涙する優しい(?)レオナルド(笑)
どこの漫画やゲームでもそうですが、下っ端って本当に哀れで愛おしいです。
ご覧になってくださりありがとうございました!!

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